長野県最南端の秘湯と秘境の里・山と渓谷に囲まれた里山がここにあります

信州遠山郷

遠山郷観光協会/長野県飯田市南信濃かぐらの湯となり
Tel0260-34-1071 http://www.tohyamago.com/

地図

熊伏山登山記

信州百名山、秋葉街道を偲ぶ ~熊伏山登山記~

熊伏山(1,653m)は南信濃村と天龍村との村界に位置し、 南麓は静岡県との県界をなす長野県最南の独立峰です。 また、信州百名山の一つでもあります。

青崩峠を経て進む

  • kuma-dohyo登山道入口

 国道152号を小嵐川に沿って遡る。車で静岡県に行くには左折して兵越線に入るが、そのまま真っ直ぐ南下する。
  やがて広場に出て行き止まりになる。
 国道 152号はここ(長野・静岡県境青崩峠)と上村・大鹿村境の地蔵峠の2カ所で途切れている珍しい国道である。その広場(駐車場)からわずかに戻ったところが登山道の入り口である。
 丸太を斜めに切った「登山口」の標識が立っているので迷うことはない。この道標は平成14年4月14日に遠山山の会が立てたものである。

 登りだして20分余りで青崩峠に着く。静岡県側の山波が目に飛び込んでくる。ここも女工哀史の舞台の一つであった峠である。また、ここは中央構造線の上である。
 静岡県が建てた石の標識は白色の花崗岩と緑色砂岩でできているが、まさに中央構造線の左右の地層を表している。ここで右折して本当の登山道となる。ここまでは秋葉街道の歴とした街道筋を歩いてきたのだ。

熊伏山登山マップ

 

行 程
和田-(車で30~40分)→青崩遊歩道入口-(20分)-青崩峠-(40分)
→反射板-(50分)→分岐点-(30分)→熊伏山頂

県境の尾根をゆく

 峠からわずかに登ると急に右側に展望が開ける所がある。ここはまさに青崩れの語源となった崩壊地の上である。遠山谷が一望でき、遠山はV字谷であることを再確認できる。
  しばらくは丸太や偽木で土止めした階段が続くが、やがてそれも終わった先に平らになった開けたところに出る。
  晴れていれば聖岳と兎岳がはっきり見える。しばし休息をとるには絶好の場所である。

 この先は急登が続く。道はよく踏まれており、危険なところにはロープが張ってあり、迷うことはない。しばらくは我慢の登りである。
 青崩峠から休息も入れて1時間半ほどで村界尾根に出る。これまで歩いてきたところは県界尾根で右側が長野県、左は静岡県であった。
  到着したここは南信濃村・天龍村・水窪町の3町村境である。熊伏山山頂へは右に折れる。左へは県界尾根が続き、観音山に至るらしいが、あまり踏まれていないようだ。

遠山郷と南アルプスを望む

  • kumabusi-sancho山頂にて(遠山山の会)

 ここからはほとんど起伏もなく、30分余りで山頂に到着する。
  山頂は平らで明るく開けた気持ちのよい所だ。
  遠山郷が一望できる。眼下に此田、その先に遠山川、和田(とくに夜川瀬)、中橋、和田大橋、遠山中学、さらに中根、下栗。その奥に残雪の聖岳、兎岳、大沢岳などの神々しい峰々。
  南(右側)に池口岳、鶏冠山など南アルプス最南端の峰が続く。頑張って登った甲斐のある風景だ。
  ただし、反対側(平岡方面)は立木が茂り、展望がないのは残念である。平岡ダムを見るにはここからさらに5分ほど行けば望める。

 ここの山頂看板も平成14年4月14日に遠山山の会が建てたものである。因みに書は吉沢芳子、刻は安藤昭夫、細工は小澤欣三・小澤安司の諸氏である。
  担ぎ上げたのは遠山山の会会長・前澤憲道氏、設置は会員8名によるものである。
 平岡への下山路は荒廃しているので、帰路は青崩峠へ戻る。2時間足らずで、登山口に戻れる。

(遠山山の会 A・I)

熊伏山登山ギャラリー

  関連記事

遠山郷土館 和田城

遠山郷土館 和田城 遠山郷土館[和田城]は、南信濃村和田の街をのぞむかつての和田城跡地にあります。 戦国時代、この地の領主であっ >続きを読む

龍淵寺 観音霊水

欧米のミネラルウォーターをしのぐ成分の天然水   観音霊水 信州遠山郷の名水 遠山郷・盛平山 南アルプスの最南端・遠山 >続きを読む

no image
登山の届出とマナー 長野県警の山岳情報

登山の届出とマナー 南アルプスへの登山計画書 登山者カードを必ず提出してください    登山の前には、必ず登山計画書を提出してく >続きを読む

和田宿町並み探訪

和田宿  和田の商店街は、現在でも遠山郷の中心地としての役割を担っています。  村の人口減少にしたがって空き店舗も目立つようにな >続きを読む

黒石岳登山記

広葉樹の宝庫で森林浴を・・黒石岳登山記 黒石岳(1,376m)は戸倉山の北東、泰阜村境にそびえています。 中腹の底稲まで車で行け >続きを読む

アマゴ(ヤマメ)~遠山を代表する川魚~

アマゴ(ヤマメ)~遠山を代表する川魚~ アマゴはイワナとともに、遠山を代表する川魚です。 地元ではアメノウオ、もしくはアメと呼ば >続きを読む

現代に残る森林鉄道の面影

現代に残る森林鉄道の面影 森林鉄道の軌道は、廃線後も村道として利用されてきました。  現在は梨元から北又渡までの林道が寸断されて >続きを読む

遠山の紅葉

遠山の紅葉 遠山郷の平均的な見頃は10月下旬から11月上旬ですが、上村のしらびそ高原など、標高の高い場所では10月上旬から染まり >続きを読む

山城 遠山氏の城址

山城 遠山氏の城址 遠山氏は戦国の世を勝ち残るため、遠山谷一帯に多くの城を築きました。   現在でもその城址を見ることができます >続きを読む

戸倉山登山記

遠山郷のマッターホルン ~戸倉山登山記~ 戸倉山(1,167m)は伊那山地の南部に位置し、「遠山郷のマッターホルン」とも呼ばれて >続きを読む

熊伏山登山記 長野県最南端の秘湯と秘境の里・山と渓谷に囲まれた里山がここにあります

Copyright © 1998-2016 遠山郷観光協会 All right reserved.

▲ページ先頭へ