長野県最南端の秘湯と秘境の里・山と渓谷に囲まれた里山がここにあります

信州遠山郷

遠山郷観光協会/長野県飯田市南信濃かぐらの湯となり
Tel0260-34-1071 http://www.tohyamago.com/

地図

現代に残る森林鉄道の面影

現代に残る森林鉄道の面影

森林鉄道の軌道は、廃線後も村道として利用されてきました。
 現在は梨元から北又渡までの林道が寸断されており、林道赤石線から下栗を経由する必要がありますが、北又渡から便ヶ島までは、ほぼ軌道に沿って村道が走っており、自動車が通行できます。
  便ヶ島からさらに奥の西沢渡までは、約1時間の歩道が整備され、当時の軌道上を歩くことができます。

夢をつなごう遠山森林鉄道の会

yumerin

平成23年1月に発足した「夢をつなごう遠山森林鉄道の会」の会員らが、廃線後に近隣住宅で屋根の重しに使われていたレールを各家庭に依頼し回収。軌道に敷く砂利や枕木用の材木は地元企業から提供を受けた。11月下旬までに、鉄道の発着所だった南信濃木沢の「貯木場跡地」にある観光施設「梨元ていしゃば」に50メートルの線路も敷設。同所に展示していたディーゼル機関車の整備にも取り掛かっている。
 会員は70人。地元のほか、東京、愛知、大阪などからも森林鉄道に思いを寄せる人たちが参加している。約20年間、林鉄の保線をしていた地元の原田広明さん(79)は「廃線はとてもさみしかった。復活の話を聞いた時は涙が出るほどうれしかった」と話す。
 「来年には機関車を動かしたい。将来は線路を400メートルまで延ばし、車庫や休憩所も作りたい」。同会長の前沢憲道さん(63)の夢は膨らむ。

  • rintetu01軌道の敷設作業をする
    「夢をつなごう遠山森林鉄道の会」の会員たち
  • 軌道敷に砂利を敷き詰める作業では除雪機が活躍軌道敷に砂利を敷き詰める
    作業では除雪機が活躍
  • 「レールベンダー」でレールの曲がりやゆがみを修正「レールベンダー」でレールの曲がりやゆがみを修正
  • 車輪だけの"試運転"。50メートルの線路に転がし、 真っすぐに転がるか、外れないかなどを点検車輪だけの”試運転”。
    50メートルの線路に転がし、
    真っすぐに転がるか、
    外れないかなどを点検

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森林鉄道の始発駅

  江戸時代以降、遠山地方の山林は天領(のちの国有林)として村民による伐採が禁じられていたために、豊かな森林資源が残されていました。
 明治から大正にかけての遠山地方は、民有林が王子製紙に買い上げられて大々的に伐採されましたが、南アルプスの国有林が本格的に開発されるようになったのは、遠山森林鉄道が登場してからのことです。
 江戸時代以降、遠山地方の山林は天領(のちの国有林)として村民による伐採が禁じられていたために、豊かな森林資源が残されていました。
 明治から大正にかけての遠山地方は、民有林が王子製紙に買い上げられて大々的に伐採されましたが、南アルプスの国有林が本格的に開発されるようになったのは、遠山森林鉄道が登場してからのことです。

  • 現在に残る、森林鉄道軌道跡 現在に残る、森林鉄道軌道跡

かつて森林鉄道の始発駅があった場所には現在、その名にちなんだ道の駅「梨元ていしゃば」が建っています。当時活躍していた車両のほとんどは廃棄されてしまいましたが、平成12年に梨元ていしゃば駐車場に当時の機関車が復元・移設されました。

  • 梨元ていしゃば 梨元ていしゃば

 これは村内八重河内地区に放置されていたものを、木沢活性化委員会の皆さんが里帰りさせ、車体の清掃、錆取、ペンキ塗りなどをおこなって当時の姿を復元させたものです。
  色も、当時の営林署OBのアドバイスによって再現しました。
  一時は 「オーバーホールすれば動くのではないか」 との期待も高まりましたが、交換する部品がないためにエンジンの復活は実現しませんでした。

 当時の機関車は他にも、上村下栗のハイランドしらびそに一両が保存されています。これらの機関車には、今でも鉄道ファンのみなさんが見学に訪れています。
 このように、森林鉄道は観光資源の一つとして新たに注目を集めているのです。

  • 修復作業風景修復作業風景
  • 修復後の機関車の写真 修復後の機関車の写真

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遠山森林鉄道 の写真集

森林鉄道のあゆみが出版された時の記事が、南信州新聞に掲載されたので、紹介します。

 現在、鉄道ファングループの皆さんが、遠山森林鉄道のあゆみを写真集にまとめようと、取材編集作業をおこなっています。
 写真集を作ろうとしているのは、東京在住の片岡俊夫さんら、鉄道ファン7人。メンバーの職業は皆別々ですが、遠山森林鉄道に魅せられ、1970~ 1973年にかけて繰り返し遠山に足を運び、当時民間業者らによって運行されていた森林鉄道を写真に収めました。
 写真集の編集にあたっては関係者への聞き取り調査も行い、これまでに1000点以上の写真が集まっています。
 取材活動を通じて、村に当時の森林鉄道の写真が少ないことを知った片岡さんたちは、2002年11月に貴重な写真15点のパネルを村に寄贈してくださいました。 寄贈に際して片岡さんは、
「森林鉄道の歴史的資料は記録は、復活した赤沢森林鉄道の記念館にわずかに残るのみで、営林署の資料も残っていないのが現状だ。きちんとした記録の保存と公開がなされれば、鉄道ファンならずとも貴重な史料であるので、村や地域としても、地域おこしの一環として資料の収集や保管・公開に力を入れてもらえたら幸いだ」とおっしゃっています。

(2002.11.9 南信州新聞)

 ※パネルは現在、梨元ていしゃばで展示されています。ぜひご覧ください


上記写真集は2004年9月に出版されました。発売後2ヶ月で、1000部を超える好評のようです。写真集での再刷はなかなか難しい時代。売り切れてしまったらもう手に入らないかもしれません。貴重な写真集なのでぜひご覧になって下さい。

▼写真集はこのサイトから注文できます。 南信州出版局
▼本を作った関係者さんのサイトです
りんてつ倶楽部

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