
南アルプスから伸びる尾根に拓かれた高原の地。
下栗の里は標高800~1100m、「日本のチロル」と表現されるほどの絶景地です。
2009年に「にほんの里100選」に選ばれました。
伝統野菜や伝統文化の宝庫でもあります。
下栗の里散策
急斜面の畑を彩るそばの花。軒先に置かれた民具。路傍の石仏など・・・。
わたしたちが忘れかけていた日本の原風景が息づいています。
「下栗の里案内人の会」の地元ガイド人とともに、じっくり散策してみませんか。
ご予約お申込みから予約確定まで
ご予約申込は、ご利用の14日前までにFAXによりお願いします。
予約受付後、ご担当する案内人を手配します。催行日1週間前までに手配を完了し、予約確定のご連絡をいたします。
その際に、詳細について連絡させていただきます。
お申し込み書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、下記までお送りください。
FAX受付:0260-31-0074
お申込み書

下栗の里の霜月祭り
遠山郷一体には、鎌倉時代に起源を持つといわれる「霜月祭り」があり、昭和54年2月に国の重要無形民俗文化財に指定され、旧暦の霜月に村内4つの地区(上町、中郷、下栗、程野)に神事が行われています。
さらに下栗には、370年程前の江戸時代から「掛け踊り」が村内では唯一伝わっています。この「下栗掛け踊り」は、豊穣祈願予祝する雨乞い踊りと念仏踊りの形で、毎年8月15日の例祭で行われています。平成11年には「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に指定されました。

下栗の里周辺・その他の見どころ
御池山クレーター跡
地元研究者を中心に研究が進み、日本で初めて隕石クレーターであると確認されました。
2~3万年前に直径45mの小惑星が衝突して誕生したと推測されています。
直径約900m、延滞の40%が現存しています。

南アルプス登山口
下栗の里から約15kmで南アルプスの登山地点である便ヶ島、易老渡に到着します。便ヶ島は日本百名山の聖岳へ、易老渡は同じく百名山の光(てかり)岳への登山口となっています。

下栗の里 郷土食
下栗豆腐
昔ながらのやり方で作った豆腐です。形崩れしない弾力があり、そのまま食べても田楽やお味噌汁などにも合う、大豆の味と香りが生きているお豆腐です。
下栗そば
下栗の里に広がるそば畑。8月の終わりから9月にかけて白い蕎麦の花が咲き乱れます。収穫されたそばの実の多くは、契約栽培している都会の専門店へ出荷されます。

二度芋の田楽
最大傾斜38度の下栗の急傾斜畑で作られている小振りなジャガイモ。かつて年2回収穫できたことから「二度イモ」と呼ばれています。甘味とデンプン値が高く、煮込んでも煮崩れしない特徴があります。囲炉裏端で、田楽にするのが郷土の味です。

赤石銘茶
標高800~1,000mの高地で栽培されている下栗のお茶は、タンニンが少なく、口に含むと甘味が広がります。
車でお越しの方へ
飯田市上村下栗地区は、山間部の急峻な地形の中にあります。日本の絶景として知られるようになり、大勢の皆様に訪れていただいております。
しかしながら、下栗の里は観光地ではなく、現在も人々が畑を耕しながら暮らしている里山です。
したがって、交通インフラが観光向けに整備されていないため、交通については不便をおかけしますが、どうぞご理解いただきお越しくださいますようお願いいたします。
特に車でお越しの際は、下記の点に十分注意してください。
全長7m以上の車両は進入不可です。
坂道でのすれ違いは、原則として上り車が優先です。
道幅が狭くなる場所では対向車を確かめてから侵入し、譲り合ってすれちがいをして下さい。
スピードは控えて、十分に安全運転をお願いします。
車もバイクもライトを点灯して通行してください。
路肩に車を停車しないでください。特にカーブ付近は絶対に停車しないでください。
写真撮影をする際は、路肩ではなく広い場所に停車してから徒歩で移動してください。
庭先や民有地に侵入しないでください。