遠山の霜月祭

年も押し迫った十二月、谷の各所からは神楽歌が聞こえてきます。
国の重要無形民俗文化財に指定されている遠山の霜月祭りは、上村・南信濃の各神社で湯立神楽が奉納されます。
社殿の中央に設えた釜の上には神座が飾られ、湯を煮えたぎらせて神々に捧げます。
祭りのクライマックスを迎えると天狗などの面が登場し、煮えたぎる湯を素手ではねかけます。
ふりかけられた禊ぎの湯によって、一年の邪悪を払い新しい魂をもらい新たな年を迎えます。



幻想的な雲海風景

下栗の里からしらびそ高原をつなぐ南アルプスエコーライン注1では、秋から冬にかけて、早朝に条件が揃うと雲海が発生し、幻想的な風景を楽しむことができます。

和田宿などの南側の標高が低い地域では積雪はほとんど見られませんが、北側の標高が高い程野及び下栗の里では雪が残ります。走行の際は、路面凍結などご注意ください。
*注1 11月中旬から4月中旬まで南アルプスエコーライン(大平ゲート~下栗ゲート間)は、冬季通行止めとなります。