TOP»神様めぐりウォーキングコース
このコースは、1から33番までの神仏すべてを回るコースです。「かぐらの湯」を起点に遠山川右岸を通り押出集落に至ったのち、遠山川にかかる「字ヘッタレ橋」を渡り左岸側の和田の町を通り、大きな石造物である「秋葉・金毘羅大権現」のある路地に入ります。
和田の町は秋葉街道の宿駅や木材景気によって繁栄した懐かしい昭和の商店街であり、散策がてらお土産品を購入するのもいいかもしれません。また、「秋葉・金毘羅大権現」の碑の背後にある山腹は旧秋葉道が通り、そこから眺める和田の町は最高です。
途中、高平稲荷を見学後、小さな秋葉道の道標を経て霜月祭や御柱祭の行われる和田諏訪神社を参拝して再び遠山川を渡り、山腹に張り付くように家々が点在している山原集落に至ります。
このコースは1日では回りきることが困難なので、遠山郷に宿泊されることをお勧めいたします。
かぐらの湯・押出・新町・下和田・かぐら大橋
このコースは、おもに遠山谷の南半分を巡るコースです。「かぐらの湯」から通し番号1番の水神様を見学後、中橋を渡って桜並木の植わる遠山川沿いを歩きます。4月初旬の桜のシーズンには見事な桜並木の下を歩くことができますが、桜のシーズン以外にも、夏は遠山川の川風の清涼感、秋は山腹の紅葉の美しさを味わえます。
自治振興センターまで来たら右折し、失物が出てくる愛宕様の祠がある角をもう一度右折します。このあたりがちょうど和田商店街の中心であり、昔懐かしい商店街の雰囲気も味わいながら龍渕寺の前まで歩きます。龍渕寺の参道は傾斜がきつく滑りやすいので注意が必要ですが、そこを登りきると正面に遠山氏3代の墓所が見え、その背後には杉の大木が聳え立ちます
。龍渕寺や遠山氏の墓所に手を合わせたあとは、和田城址にある郷土館で遠山の歴史を学んだり、観音霊水でのどの渇きをいやしたり、「殿町の茶屋」でおいしいお饅頭を味わったり(ただし午前中に売り切れます)と小休止をしたのち、再び和田商店街に戻ります。そこからは「歴史の道・秋葉街道コース」を諏訪神社まで辿り、遠山川にかかる赤い「かぐら大橋」を渡り「かぐらの湯」を目指します。
中橋・土手を下へ・下和田・本町・土手を上へ・新町
このコースは、遠山氏の菩提寺である龍渕寺と和田城址に建てられた郷土館を訪ねるショート・コースです。
「かぐらの湯」から1番の水神様を見学後、中橋を渡り和田商店街に至り、きつい階段が続く正面参道から龍渕寺に入ります。遠山氏墓所、龍渕寺、和田城址遠山郷土館、観音霊水、「殿町の茶屋」(まんじゅう)を楽しんだのち、来た道を戻ります。
短時間で和田の歴史を知りたい方にお勧めいたします。
本町・龍淵寺・観音霊水・郷土館(和田城)
このコースは、「和田城と龍渕寺コース」に盛平山登山を加えたもので、遠山氏墓所下の登山道から盛平山に入ります。秋から冬にかけては落葉が多く滑りやすいので注意して歩かなければなりませんが、歩きながら後ろを振り返ると美しい和田の町の眺望を楽しむことができます。
その後、途中若宮、石造の観音像を集めた観音霊場を通り、頂上に至るコースです。標高が高くなるにつれ、和田の町を走る自動車の音も聞こえなくなるので、日頃の雑念を忘れて歩くことができるでしょう。
南アルプスの山は無理だけど登山は楽しみたい、という方にお勧めのコースです。
郷土館・龍淵寺・途中若様・補陀落苑・盛平山頂・観音霊水
このコースは、和田新町が祀る出山稲荷と和田本町が祀る高平稲荷を巡り、途中和田商店街を散策するというコースです。
「かぐらの湯」を出発後、條山神まで見学したのち正面に見えるトンネル方面に行かずに遠山川を渡り和田商店街に至り、失物が見つかる愛宕様の祠がある三叉路を左折し、和田小学校脇の坂道を赤い鳥居を目指して歩きます。
ここが出山稲荷であり、江戸時代に発生した地震により山が崩れ出て出来た地形なので「出山」と呼ばれています。
「出山」の影響で遠山川の流れが変わったことにより、現在の和田の町の原形が出来上がりました。出山稲荷参拝後は再び和田商店街に戻り、昭和の町並みと点在する神々を見ながら歩きます。
大きな「秋葉・金毘羅大権現」の石造物が見えてきたらその山腹にある高平稲荷と薬師堂を訪ねます。高平稲荷・薬師堂のすぐ下を旧秋葉道が通っており、かつては重要な場所にこれらの神仏が祀られていたことがわかります。
なお、高平は中世の城館跡ともいわれています。帰路は中橋を渡り、ゴールの「かぐらの湯」を目指します。
和田大橋・新町・出山稲荷・本町・高平山稲荷・中橋
このコースは、「稲荷・和田宿コース」から高平稲荷を省いたコースです。「かぐらの湯」をスタートして中橋を渡り和田商店街に至ったら、古き良き昭和の町並みの雰囲気を味わい、ところどころに顔を覗かせてくれる神仏に手を合わせながら散策をしながら、出山稲荷まで歩きます。
集落のある地点から出山稲荷まではそれほど標高差はありませんが、参道はやや傾斜がきつく足場も悪いので注意しながら社殿を目指します。
出山稲荷の参道入口あたりから遠山川対岸の山腹を眺めると、金七の滝を望むことができます。秋には紅葉のなかを流れ落ちる滝の絶景を味わえます。
参拝後はもと来た道を失物が出てくるといわれる愛宕様まで戻り、そこでお参りをしたのち「かぐらの湯」を目指します。
中橋・本町・新町・和田大橋・夜川瀬
このコースは、おもに遠山谷の南半分を巡るコこのコースは「御利益コース」とは逆に、高平稲荷を目指すコースで、滞在時間があまり取れない方や脚力に自信のない方にお勧めです。
「かぐらの湯」を出発後、中橋を渡り和田商店街まで出たら、「秋葉・金毘羅大権現」脇の旧道を入り高平稲荷へと至ります。高平稲荷・薬師堂ともに和田本町の人を中心に信仰が寄せられ、薬師堂右脇の庚申堂には祈願内容を書いた白い布(ノボリ)を納める風習があります。
その後再び和田の町に戻り、失物が出てくる愛宕様を拝んだら、ゴールの「かぐらの湯」まで歩きます。
中橋・高平山稲荷・本町・新町・和田大橋・夜川瀬
このコースは、おもに遠山川の両岸を巡るもので、「桜並木と和田宿コース」とは逆に遠山谷の北半分を巡るものです。
33か所を巡る元気はないけれど、できるだけ沢山の神様を見たいという方にお勧めです。
「かぐらの湯」を出発後、遠山川の右岸を上流に向かって歩みを進め、途中の不動明王が祀られていたという金七の滝で小休止します。その後、押出集落の神仏を見学し、「字ヘッタレ橋」を渡り遠山川左岸側に出ます。
ここまでの間にいくつもの水神様が祀られているので、その祀られている場所の意味や祀られた経緯を考えながら歩くと、遠山谷の人々と水との関係がうかがわれると思います。あとは和田新町・本町の商店街と路傍に祀られている神仏をみながら「鈴木精肉店」のところまでやって来たらそこを右折し、中橋を渡りゴールの「かぐらの湯」まで歩きます。商店街にもいくつもの水神様が祀られています。
夜川瀬・押出・新町・本町・中橋・かぐらの湯
[運営]
遠山郷(南信濃・上村)観光案内所
〒399-1311
長野県飯田市南信濃和田548-1(かぐらの湯となり)アンバマイ館内
営業時間 10:00~17:00 年中無休
Tel 0260-34-1071
Fax 0260-34-1132
ご紹介している全ての石碑・石仏・社などは、歴史的にも、地域にとっても非常に重要で大切なものです。ご見学される際には大切にしていただきますようお願い致します。
また、これらの石碑類は民家や私有地内にもあります。このような石碑類をご見学される場合には、住人の方に声を掛けていただけますとスムーズにご覧いただけます。
神様王国運営委員会